第II相WJOG17223L(TURNING試験)
TTF-1陰性の進行再発非扁平上皮非小細胞肺癌に対するカルボプラチン+nab-パクリタキセル+トレメリムマブ+デュルバルマブ併用療法 phase II study
フェーズ | 第II相 |
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目標症例数 | 57例 |
登録期間 | 2205年2月~2029年2月 |
対象 | TTF-1陰性非扁平上皮非小細胞肺癌 |
外部リンク | jRCTs051240242 |
Point
立原 素子
神戸大学医学部附属病院
呼吸器内科
- 遺伝子変異のない非小細胞肺がんに対しては、細胞障害性抗がん薬や免疫療法が治療の中心であり、効果が期待されます。しかし、免疫組織学的にTTF-1が陰性のタイプは、ペメトレキセド(抗がん薬)や免疫療法単剤の効果が乏しく、予後が悪いことが知られています。今回の試験では、こうした難治性の肺がんに対して、抗がん剤(カルボプラチンとnab-パクリタキセル)に加え、2種類の免疫療法(トレメリムマブとデュルバルマブ)を併用する新しい治療法の効果と安全性を調べます。より良い治療の選択肢を提供することを目指しています。