若手会

消化器グループ若手会「FLAG」

FLAG代表よりご挨拶

FLAG代表を務めております、慶應義塾大学病院の平田賢郎と申します。

日々の診療で「これって本当に正しいのか?」と思ったことはありませんか?
その疑問を臨床試験という形にしていく――そのような取り組みを行っているのがFLAGです。

FLAGは2018年にWJOG消化器グループの若手実働部隊として創設されました。現在では同グループの臨床試験提案部隊としての役割を担い、これまで多くの医師主導治験や臨床試験を提案・推進してきました。国内の若手腫瘍医のグループとしては最大規模を誇り、現在は25歳から44歳までの約70名(2026年4月現在)が所属し、北は北海道から南は九州まで全国規模で活動を展開しています。

本グループの特徴の一つは、多様な専門性を持つメンバーが集っている点にあります。腫瘍内科医を中心としながらも、若手臨床統計家が複数名所属しており、研究デザインから解析までを一体的に議論・推進できる体制を備えています。近年では、より質の高い臨床試験の創出に向けて、このような多職種連携の重要性が一層高まっています。

さらに今後は、周術期領域を含むより広い臨床課題に取り組むため、外科医の先生方にもぜひご参加いただきたいと考えております。内科・外科・統計が垣根を越えて協働することで、より臨床的意義の高い研究を創出できると確信しています。

FLAGは「臨床試験を楽しむ」ことを第一の目標とし、「臨床試験を作る楽しさ」「ディスカッションする楽しさ」を実感できる場であり続けたいと考えています。日常診療の中で生まれる疑問や好奇心をエビデンスとして形にし、世界へ発信していくことが我々の使命です。同時に、会員一人一人の成長も重視し、教育や若手育成にも力を入れています。

これまでFLAGでは、WJOG本体への臨床試験の提案・実施に加え、FLAG単独でも多施設共同の後方視的研究などを行ってきました。日々の臨床から生まれるクリニカルクエスチョンを持ち寄り、自由に議論し、研究として形にしていく――このプロセスこそがFLAGの大きな魅力です。多様な施設背景を持つメンバーが集うことで、実践的で深みのある議論が可能となっています。

コロナ禍も落ち着き、今後は対面での議論や交流の機会もさらに増やしていきたいと考えています。若手会であるからこそ、立場に関係なく自由に発言し、挑戦できる環境があります。地方で孤立しがちな若手医師にとっても、全国に仲間ができる場となるはずです。

腫瘍内科医に限らず、臨床研究に興味のあるすべての若手医師、そして統計家・外科医の先生方の参加を心より歓迎いたします。

ぜひ我々とともに、新しい臨床研究の形を創り上げていきましょう。
皆さんのFLAGへのご参加をお待ちしております。

FLAG代表 平田賢郎

平田 賢郎FLAG代表

平田 賢郎

FLAGとは

FLAGのロゴ

FLAGはWJOG消化器グループの若手会として2018年に発足しました。がんセンターなどの腫瘍専門病院、大学病院、一般病院、企業など、様々なバックグラウンドを持った、概ね44歳以下の医師で構成されております。和気藹々とした雰囲気が特徴で、それぞれが腫瘍医としてのスキルアップを目指し、様々な活動を行っております。

定期勉強会

ASCOやESMOなどの大きな海外学会の後に定期的に開催しています。FLAGメンバーが交代で、注目演題に関するプレゼンテーション、ディスカッションを行い、最新情報に対する知見を深め共有することを目的としております。FLAG会員の所属する病院ではマンパワー不足の病院も多く、なかなか海外学会に参加できない方もおられます。そういった先生方には特に好評な企画となっており、様々な先生方の意見を聞くことによってより一層最新情報を深く理解することが可能です。

臨床研究提案


FLAGでは常に新規臨床研究の提案を募集しています。
1-2か月に1回定例会議を実施し、FLAGメンバー内で活発な議論を行っています。前向き試験に限らず、後ろ向き研究やTR研究など、様々な手法の臨床研究を立案し、FLAGを中心とした多施設臨床試験として実際に行ってきました。臨床試験の経験はメンバーによって様々ですが、未経験の先生でも全く問題ありません。解決したいクリニカルクエスチョンを提示していただければ、FLAGメンバーが力を合わせて実際の臨床試験に昇華させる方法を、ディスカッションを通じて探っていきます。

海外の臨床試験グループとの交流

年に一度、ドイツの臨床試験グループであるAIO(Association of Medical Oncology of the German Cancer Society)の若手会との交流を行っています。それぞれで行っている臨床試験についてのディスカッションや、最新の情報の共有、今後の治療開発についての議論など、とても有意義な交流企画となっています。ここ数年はコロナ禍のためweb開催となっておりましたが、今後はぜひドイツに行って交流してみたいと考えています。

その他

その他、キャリア形成に関する講演会や、リアルワールドデータ勉強会、がん情報サイト「オンコロ」と連携したオンコロジーセミナーなど、様々な企画が定期的に開催されております。また、若手同士の交流を目的として、懇親会なども行われており、全国に志を同じくする仲間を作ることができます。定期的に新規メンバーの募集も行っておりますので、腫瘍学に興味のある先生方はぜひ、新規参加をご検討いただけましたら幸甚です。

所属メンバー

  • Kenro Hirata
    代表

    Kenro Hirata

    平田 賢郎

    慶應義塾大学病院
    消化器内科

    卒業年度 : 2007年

    卒業大学 : 慶應義塾大学

    趣味 : 温泉巡り、スキー

  • Keitaro Shimozaki
    副代表

    Keitaro Shimozaki

    下嵜 啓太郎

    がん研有明病院
    消化器内科

    卒業年度 : 2014年

    卒業大学 : 慶應義塾大学

    趣味 : サッカー観戦

  • Kenji Tsuchihashi
    副代表

    Kenji Tsuchihashi

    土橋 賢司

    九州大学病院
    血液・腫瘍・心血管内科

    卒業年度 : 2008年

    卒業大学 : 九州大学

    趣味 : 読書

消化器グループ若手会「FLAG」 Steering Committee

役職氏名施設名 診療科名卒業
年度
卒業
大学
趣味
SC木藤 陽介石川県立中央病院腫瘍内科2008岐阜大学子供と遊ぶこと
SC古田 光寛神奈川県立がんセンター消化器内科(消化管)2011京都府立医科大学音楽鑑賞、格闘技観戦
SC小森 梓四国がんセンター消化器内科2009名古屋大学散歩
SC白石 和寛名古屋医療センター腫瘍内科2014三重大学散歩
SC津軽 開慶應義塾大学病院消化器内科2014慶應義塾大学ゴルフ、漫画

消化器グループ若手会「FLAG」 相談役・アドバイザー

役職氏名施設名診療科名卒業
年度
卒業大学趣味
相談役室 圭愛知県がんセンター薬物療法部1990東北大学
副相談役岡本 渉広島大学病院がん治療センター2002愛媛音楽鑑賞
アドバイザー谷口 浩也愛知県がんセンター薬物療法部2002京都府立医科大学観る将棋、ハイキング
アドバイザー原 浩樹埼玉県立がんセンター消化器内科
アドバイザー牧山 明資岐阜大学医学部附属病院腫瘍外科・がんセンタースポーツ

消化器グループ若手会「FLAG」会員

氏名施設名 診療科名卒業年度卒業大学趣味
第1期菅谷 明徳茨城県立中央病院・茨城県地域がんセンター腫瘍内科2007筑波大観る将(羽生応援)
第1期三谷 誠一郎近畿大学病院腫瘍内科2009奈良県立医科大学ゴルフ
第1期川上 賢太郎川上内科医院消化器内科2006札幌医科大学パン屋巡り フットサル
第1期高橋 直樹埼玉県立がんセンター消化器内科2015宮崎大学家族旅行、スポーツ観戦など
第1期高山 歳三大同病院腫瘍内科2011昭和大学料理 早起き
第1期今関 洋国立がん研究センター中央病院頭頚部・食道内科2010筑波大学釣り、インターネット
第1期杉山 圭司名古屋医療センター腫瘍内科2011東海大学そば、旅行
第1期鶴田 展大鶴田クリニック2013久留米大学温泉旅行、アニメ鑑賞
第2期中田 晃暢大阪公立大学医学部附属病院消化器内科2011富山大学スキー
第2期朴 将源関西医科大学附属病院がんセンター2009京都府立医科大学スポーツ観戦
第2期花村 文康九州大学病院別府病院内科2012九州大学映画鑑賞、ドライブ
第2期稲垣 千晶近畿大学病院腫瘍内科2010千葉大学旅行、映画鑑賞
第2期千田 彰彦慶應義塾大学病院消化器内科2016慶應義塾大学マラソン、映画鑑賞
第2期堀江沙良慶應義塾大学病院消化器内科2016慶應義塾大学サッカー鑑賞、読書
第2期吉弘 知恭JCHO 九州病院血液・腫瘍内科2014九州大学コーヒー
第2期日野 佳織四国がんセンター消化器内科2010愛媛大学買い物、ドライブ
第2期西村 尚東京慈恵会医科大学附属病院消化器・肝臓内科2009音楽鑑賞
第3期児玉 紘幸愛知県がんセンター薬物療法部2013大阪医科大学水泳、旅行
第3期若林 宗弘東邦大学医療センター大森病院消化器内科2016千葉大学海外サッカー観戦、旅行
第3期生駒 龍興関西医科大学附属病院がんセンター・腫瘍内科2018奈良県立医科大学読書
第3期安田知代関西医科大学附属病院がんセンター2009京都府立医科大学音楽鑑賞、ピアノ演奏
第3期栗岡 勇輔高知大学医学部附属病院腫瘍内科学2016(2017/3)岡山大学温泉、北海道
第3期武田 弘幸聖マリアンナ医科大学病院腫瘍内科2012山形大学読書、料理
第3期鈴木 伸三東京大学医学部附属病院消化器内科2005浜松医科大学コーヒー
第3期永田 祐介聖マリアンナ医科大学病院腫瘍内科2010聖マリアンナ医科大学海外放浪、スキー
第4期石田 典仁慶應義塾大学病院消化器内科2019慶應義塾大学格闘技全般、カラオケ
第4期石塚 保亘愛知県がんセンター薬物療法部2015兵庫医科大学御朱印集め、サウナ
第4期石橋 直弥東京医科歯科大学病院がんゲノム診療科2014広島大学旅行、犬
第4期伊藤 拓未名古屋医療センター腫瘍内科2020金沢大学弓道、ジョギング
第4期稲本 林埼玉県立がんセンター消化器内科2014帝京大学アート建築歩き
第4期上野 翔平九州大学病院血液・腫瘍・心血管内科2016九州大学バスケットボール、旅行
第4期笠原 美沙慶應義塾大学病院消化器内科2020慶應義塾大学音楽鑑賞(オーケストラ、バイオリン)
第4期笠原 佑記東北大学病院腫瘍内科2013東北大学散歩、子育て
第4期加藤 恭子名古屋医療センター腫瘍内科2013愛媛大学テレビを見ること、家族と出かけること
第4期金田 匠海国立精神・神経医療研究センター臨床研究・教育研修部門 情報管理・解析部 生物統計解析室2024東京大学深夜ラジオ
第4期河野 吉泰岡山大学病院消化器内科2007岡山大学ランニング
第4期小山 泰司神戸大学医学部附属病院腫瘍・血液内科
第4期齋藤 弘毅東京医科大学大学院データサイエンス分野
第4期榊田 智喜愛知県がんセンター薬物療法部2012京都府立医科大学サッカー観戦、バスケ観戦
第4期宗 英一郎慶應義塾大学病院内科学教室(消化器)2018慶應義塾大学剣道 (四段)、スキー
第4期徳毛 健太郎広島大学病院がん化学療法科
第4期馬場 啓介東京大学医科学研究所附属病院腫瘍・総合内科2011東北大学読書,飲食
第4期原田 和治東京医科大学医療データサイエンス分野2021総合研究大学院大学将棋
第4期原田 健太郎東京慈恵会医科大学消化器・肝臓内科2016東京医科大学散歩、野球観戦
第4期伏木 邦博静岡県立静岡がんセンター消化器内科2013京都府立医科大学スポーツ観戦
第4期由上 博喜大阪医科薬科大学病院化学療法センター(消化器内科)2013大阪医科大学映画鑑賞、コストコで買い物
第5期會田 卓弘慶應義塾大学病院消化器内科2019慶應義塾大学スポーツ観戦、サウナ
第5期石垣 和祥東京大学医学部附属病院臨床腫瘍科2008東京大学スポーツ観戦、温泉
第5期石原 拓磨岐阜大学医学部附属病院先端医療・臨床研究推進センター2011東京理科大学テニス、ゲーム
第5期植田 怜男石巻赤十字病院腫瘍内科2016東北大学野球観戦
第5期梅垣 翔愛知県がんセンターゲノム医療センター2015東北大学グルメ、ダーツ
第5期藏田 隼也慶應義塾大学病院消化器内科2021慶應義塾大学旅行、写真
第5期坂口 智紘岡山大学病院消化器内科2010鳥取大学読書
第5期佐々木 啓寿宮城県立がんセンター腫瘍内科2016東北大学温泉旅行、車
第5期闍彌 一貴JCHO埼玉メディカルセンター消化器内科2019慶應義塾大学ゲーム・筋トレ
第5期菅原 ゆたか国際医療福祉大学成田病院腫瘍内科2020千葉大学カレー作り
第5期田村 太一がん・感染症センター 東京都立駒込病院腫瘍内科2017順天堂大学読書、家電
第5期土井 俊文京都府立医科大学附属病院消化器内科2007京都府立医科大学野球観戦、ランニング
第5期久岡 和彦静岡赤十字病院外科2016聖マリアンナ医科大学ゴルフ、旅行
第5期藤澤 剛太東京大学医学部附属病院消化器内科2013東京大学ランニング、登山
第5期宮嶋 佑輔滋賀県立総合病院腫瘍内科2019滋賀医科大学旅行、料理
第5期吉田 裕也東北大学病院腫瘍内科2016東北大学飲酒、料理

消化器グループ若手会「FLAG」に参加している方の声

VOICE 私がWJOG消化器グループの若手会への参加を考えたのは、2018年9月、医師5年目の秋のことでした。消化器内科の中での専門を決める上で、当初から臨床腫瘍の道に進みたいとは思っておりましたが、その後どのようなキャリアパスを歩むのか、具体的に考えられておりませんでした。大学に帰室後、はじめて体系的にがん診療に携わるようになり、日常臨床で十分な専門性をもってがん診療に当たることはもちろんのこと, 臨床研究にも携わりたいとの思いや、同じ志の同年代の先生たちと交わる機会がほしいと感じるようになりました。私自身, 対外的に活動することに対して億劫な性格なのですが、上司の先生から「少し背伸びして応募してみるくらいがちょうどよい」と背中を押してもらえたことが、 応募の決め手でした(締め切り当日に応募しました)。
いざ若手会に参加してみると、年齢や境遇が多様な先生方が全国から参加され、若手ならではの臨床疑問や、年配の先生には聞けないようなことまでざっくばらんに議論しつつ、その後は飲み会でプライベートの話も含めてわいわいと飲み明かすという、私が想像していたよりもずっと穏やかな集まりでしたので、馴染むことができました。私は偶然にも提案した臨床研究が若手会の第1号研究(WJOG13219G: BRACELET Study)でした。 国内の著名なオピニオンリーダーの先生方にも(今思えば)温かい目で指導していただき、なんとか多施設共同後方視的観察研究を実行し、論文化(文献1) することができました。 このような機会を与えてもらい、かつ皆が支持的に研究のサポートやアドバイスを考えてくれるのは、WJOGならではだと感じております。次のステップとして、臨床試験を計画実行し、よりよい治療を探求・提供できるように、さらに研鑽を積んでいきたいと思っています。もしWJOG若手会への入会を迷われている先生は、少しだけ背伸びしてみると、きっとうまくいくのではないかと思います。皆様のFLAG、WJOGへの参加を心よりお待ちしております!

文献1. Shimozaki K, et al. WJOG13219G: The Efficacy and Safety of FOLFOXIRI or Doublet plus Anti-VEGF Therapy in Previously Untreated BRAFV600E Mutant Metastatic Colorectal Cancer:A Multi-Institutional Registry-Based Study (BRACELET Study). Clin Colorectal Cancer. 2022 Dec;21(4):339-346.
がん研究会有明病院
下嵜 啓太郎
VOICE 思い返すと、私が最初にWJOGの活動に参加したのは、医師6年目に静岡がんセンターで腫瘍内科の研修を始めたときでした。対面での会議に参加し、臨床研究立案の熱気を肌で感じて学び、会議後の飲み会で諸先輩方から様々な話を聞かせていただき、大変勉強になったことを覚えています。現所属の石川県立中央病院に異動した当時は、腫瘍内科医が2人しかおらず(今は3人に増えましたが)、新しい情報は自分から積極的に取りに行かないとなかなか入ってこない状況となりました。そうした状況の中、地方の市中病院で働きながらFLAGに第1期メンバーから参加させていただいています。
FLAGの活動の中では、国際学会の最新情報や期待される新薬情報などが議論されますし、同年代や自分よりも若いOncologyを志す先生との繋がりができることが大きな魅力です。地方にいると腫瘍内科医に出会う機会はほとんどありませんが、FLAGで同年代や若手の先生が頑張っているのを見るのは大変刺激になります。FLAGを中心に臨床研究を実施したこと、ドイツの臨床研究グループであるAIOとのミーティングで初めて英語でプレゼンさせていただいたことは本当に良い経験となりました。
FLAGは大学病院、がんセンター、市中病院を問わず、内科や外科を問わず参加可能です。志を同じくする先生方と一緒に仕事ができるのを大変楽しみにしています。また、WJOGではBoot Campという教育プログラムもありますので、ご興味のある先生はぜひFLAGと合わせて参加をご検討ください!
石川県立中央病院
木藤 陽介
VOICE 私は医師6年目、腫瘍診療を学び始めた頃に、上司である平田賢郎先生の勧めを受け、急速に進歩するがん診療をより体系的に勉強したいと考え、FLAGに参加しました。参加当初は、自分の発言に自信が持てず躊躇することもありましたが、FLAGには建設的で前向きな意見交換の文化があり、安心して議論に加われる環境が整っていました。むしろ、たくさん発言し、失敗を経験しながら思考を深める過程そのものが、腫瘍内科医・外科医としての基盤を形成していくと実感しています。
FLAGの大きな魅力の一つは、日常診療で生じる疑問を出発点に、それを臨床研究として具体化していく一連の流れを実践的に学べる点です。私自身、胃癌の3次治療以降を対象としたFTD/TPIとNivolumabの併用療法(ANTIEqUE試験)を立案し、実施へとつなげる機会を得ました。多施設共同研究にはハードルを感じる場面もありますが、各施設から多様な視点での意見が寄せられ、研究を仲間とともに発展させていく醍醐味があります。がん専門施設、大学病院、市中病院といった垣根を越えて交流し、共に前進していけることこそが、FLAGの大きな価値だと感じています。
また、FLAGでは学会レビューや講演を通じて最新の知見に触れる機会も豊富にあります。私自身、ドイツの臨床試験グループであるAIOとの英語でのプレゼンテーションを担当し、国際的な視点で議論を行う経験を得ました。こうした経験は、今後グローバルに臨床研究を推進していくうえで大きな糧となっています。
がん診療と臨床研究は、挑戦に満ちつつも非常にやりがいのある分野です。「専門的な知識にはまだ自信がないが、消化器腫瘍に関心がある」という方こそ、ぜひFLAGの門を叩いていただきたいと思います!新たな一歩を踏み出すきっかけになるはずです。
慶應義塾大学病院
千田 彰彦