第III相TR研究WJOG20924L(J-OLIGO)
IV期オリゴ転移の非小細胞肺癌患者に対する免疫チェックポイント阻害薬と局所治療を含む集学的治療の有効性を検証する第III相試験 (山本小班インターグループ試験)
公開日:2026年1月13日 最終更新日時:2026年2月25日
| フェーズ | 第III相 |
|---|---|
| 目標症例数 | 一次登録150例、二次登録100例 |
| 登録期間 | 2025年10月〜2029年10月 |
| 外部リンク | jRCTs041250114 |
Point
宮脇 太一
順天堂大学医学部附属順天堂医院
呼吸器内科- オリゴ転移は、局所進行癌と全身に広く転移した状態の中間の病態と考えられています。標準治療に手術や放射線治療などの局所治療を追加することで、予後の改善が期待できる集団として、欧米を中心に治療開発が進められてきました。非小細胞肺癌においては、一般的に「3〜5個以内の少数転移」を伴う状態で、かつ原発巣を含む全ての病変に対して局所治療が可能であることが、オリゴ転移と定義されるようになっています。
これまで、局所治療追加の有効性を示唆する臨床試験が複数報告されてきましたが、その多くは小規模な検討に留まっており、なかには有効性に対して否定的な結果も示されています。このような背景のもと、WJOG(西日本がん研究機構)では、オリゴ転移を伴うIV期非小細胞肺癌患者を対象に、局所治療と免疫チェックポイント阻害薬を含む集学的治療の有効性を検討する第II相試験(WJOG11118L/TRAP-OLIGO)を実施しました。
本試験(第III相試験)は、その結果に基づき、オリゴ転移に対する集学的治療の有効性を検証するために計画されました。本試験を通じて、オリゴ転移を伴うIV期非小細胞肺癌患者さんに対する、より有効な標準治療の確立を目指しています。
なお、本試験はWJOGだけでなく、本邦における主要な臨床試験グループとの共同実施であり、All Japanの体制で試験を推進しております。