WJOG市民セミナー in 熊本

-知ろう学ぼう肺がんの基礎知識から最新治療まで-

開催日 平成21年10月3日 14:00~16:30
会場 崇城大学市民ホール(熊本市民会館)

当日は330名の市民の皆様にお集まりいただき盛会にて終了しました。
本セミナーの内容は平成21年11月22日付、 熊本日々新聞紙上 で掲載されました。

プログラム

第1部

熊本地域医療センター 呼吸器内科 部長 千場 博 先生

演題:「がんとは。肺がんとは。」
「がん細胞とはどんなものて、どのように進展するのか」や「肺がんの原因、どのような性質があり、どのような治療があるのか」など、 今回のセミナーの開催にあたつての基礎的な部分について解説します。


熊本中央病院 呼吸器科 部長 最勝寺 哲志 先生

演題:「肺がんに対する外科治療」
肺がんの外科治療を効果的に受けるには、対象となる病期や全身状態、そして恵著さんがてきることなどをわかりやすく解説します。また、外科治療に関する最近の話題などもお話しします。


熊本市民病院 呼吸器科    岸 裕人 先生

演題:「切除不能肺がんの標準治療(ガイドライン)」
肺がん診療ガイドライン2005年版を中心に、小細胞肺がん(眼局型・進展型)と非小細胞肺がんの現時点て行われている化学療法、化学放射線療法についてお話しします。


九州がんセンター 統括診療部呼吸器科 瀬戸 貴司 先生

演題:「肺がんの最新治療薬」
肺がんに対する新しい治療薬と、それらの薬を用いた治療戦略について、わかりやすく解説します。


第2部

NPO法人西日本がん研究機構の活動紹介

 岐阜市民病院 呼吸器科・腫瘍内科部長 澤 祥幸(WJOG教育広報委員会)

司会   千場 博 先生 / 野田 亜紅 さん

「Q&Aコーナー」
熊本中央病院 呼吸器科 部長 最勝寺 哲志 先生
熊本市民病院 呼吸器科 岸 裕人 先生
九州がんセンター 統括診療部呼吸器科 瀬戸 貴司 先生
岐阜市民病院 呼吸器科・腫瘍内科 部長 澤 祥幸 先生

出演者紹介

野田 亜紅(のだ・あこ)  フリーアナウンサー
熊本県立大学文学部卒業、テレビ熊本入社・報道制作局。 ニュースキャスター、バラエティ番組のMC、番組・CMナレーションなど多数担当。 平成17年、同社退社、フリーに。 現在も『野田亜紅の健康リポート・医療大百科』などを担当し、アナウンサー・ディレクターとしてテレビ・ラジオで活躍中。
千場 博(せんば・ひろし)
1975年熊本大学医学部卒業、大阪府立成人病センターなどを経て、84年熊本地域医療センター呼吸器内科医長、95年より現職。 専門は、肺がんの診断と内科的治療・内視鏡的治療。肺癌学会理事・評議員、呼吸器内視鏡学会評議員・指導医、呼吸器学会代議員・指導医、臨床腫瘍学会暫定指導医、西日本がん研究機構〈WJOG)理事。 熊本市医師会熊本から肺がんをなくす会代表。
最勝寺哲志(さいしょうじ・てつし)
1987年熊本大学医学部卒業、96年熊本大学大学院修了。 水俣市立病院、天草中央病院、熊本大学医学部附属病院、上天草総合病院、国立病院機構熊本南病院などを経て、2003年熊本中央病院呼吸器科医長、08年より現職。 専門は、肺がんの外科治療。外科学会外科専門医、胸部外科認定医、乳がん認定医。
岸裕人(きし・ひろと)
1994年長崎大学医学部卒業、2001年熊本大学大学院修了。 回立病院機構熊本再春荘病院、米国カリフオルニア州立大学パークレー校留学、熊本大学医学部附属病院などを経て、2006年より熊本市民病院呼吸器科、現在に至る。 専門は、肺がんの化学療法、呼吸器内科。 臨床腫瘍学会暫定指導医、がん治療認定医機構暫定教育医・がん治療認定医、呼吸器学会呼吸器専門医。
瀬戸責司(せと・たかし)
熊本柴山都町(旧矢部町)出身、熊大附属中、学園大付属高卒業。 1990年久留米大学医学部卒業、熊本大学医学部附属病院、済生会熊本病院、熊本地域医療センターなどを経て、2005年東海大学医学部腫瘍内科講師、同年国立病院機構九州がんセンター呼吸器科、現在に至る。 専門は、がん薬物療法、特に胸部悪性腫瘍。 臨床腫瘍学会暫定指導医・薬物療法専門医、癌治療学会臨床試験登録医、気管支学会気管支鏡指導医。
澤 祥幸(さわ・としゆき) 岐阜市民病院 呼吸器科・腫瘍内科 部長
1984年岐阜大学医学部卒。 岐阜大学病院、大阪府立羽曳野病院(現大阪府立呼吸器・アレルギーセンター)等を経て、93年より岐阜市民病院。 一平成18 年本邦初の日本臨床腫瘍学会「がん薬物療法専門医」となる。 同専門医会代表。 NPO西日本がん研究機構で患者、市民向けの癌情報提供に活躍中。国際的肺癌患者支援組織である世界肺癌連盟(GLCC)会員。